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ドリーマー・イン・コンサート〜ライヴ・イン・パリ / ステイシー・ケント
米ニュージャージーとコロラドに育ち、英ロンドンを拠点に活躍しながらも、2007年ブルーノート・レコードと契約し「市街電車で朝食を(Breakfast on The Morning Tram)」を発表し全世界で33万枚を超えるセールスを記録した”ジャズ・ソングバード”ステイシー・ケントのパリのラ・シガール劇場でのライブ・アルバム。2011年5月30,31日の2日間のコンサートから13曲をピックアップしている(日本盤にはボーナストラックが2曲追加)。フランス贔屓のステイシーは前作「パリの詩(うた)」では全曲フランス語で歌ったが、本作では英語をメインに”3月の水”、”コルコヴァード”,”市街電車で朝食を”他の人気曲と新曲を織り交ぜて歌っている。 13曲中6曲はボサノバでステイシーのキュートな魅力がよく生かされている。テナーのジム・トムリンソン(彼女の夫君である)がスタン・ゲッツのようにソフトでメロディアスな伴奏を行っており、”春の如く”や”コルコヴァード”ではゲッツとアストラッド・ジルベルトが共演したヒット・アルバム「ゲッツ・オー・ゴー・ゴー」を髣髴とさせる。また、フランス語で歌ったピエール・バルーの”サンバ・サラヴァ”で会場を大いに沸かせているのが印象的。一方、マイルス・デイビスの演奏で有名な”イフ・アイ・ワー・ア・ベル”など4ビートでスイングする本格的なジャズ・ボーカルも歌っておりジャズ・シンガーとしての実力も発揮している。ライブであるにもかかわらず丁寧なパフォーマンスで録音もよい。秀作。
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