ハートコンシャス 〜 心に優しいジャズピアノ / va (2枚組)
コンピレーション・アルバムが人気だ。JJ誌の2011年12月の月間チャートのトップ10には3タイトルもカウントされている。コンピレーションは初心者が手軽に楽しむことを想定して企画されているが、筆者のように長年ジャズを聴いているマニアでも重宝している。ジャズを聴くときはいつも研究心をもって神経を集中して聴いているとは限らない。寝る前や寛ぐときはBGMとして聞き流すこともある。特に、ピアノ・トリオやソロ・ピアノは耳障りもよくうってつけで、オーディオ・セットのすぐ近くの指定席に置いている。ぼんやりと音楽に心を委ねて聞いているときが多いが、たまに演奏者が誰なのかを考えながら聴き耳を立てるときもある。米、ダウンビート誌が長年掲載している「Blindfold Test」と同じだ。正解率は聴く度に違うのが面白い。また、自分が余り聞いたことのないミュージシャンのすばらしい演奏に出会って驚くこともある。今回は、ロジャー・ケラウェイの”Stranger In Paradise”やアンディ・エズリンの”Skylark”に聴き惚れた。筆者にとってコンピレーション・アルバムは玉手箱だ。